11/26で太刀岡山左岩稜を登った。
メンバーはいつものかみさん。
このルートはこれまで3回登っており、それほどの困難を感じることはなかった。
ところが、寒くてフリーは久しぶりとはいえ、1P目5.9の出だしでバランス悪く、思い切れずに怖さからテンションを入れてしまった。
楽しいはずの核心上部クラックもなんとなく登れないような気がしてカム送りをして抜けてしまった。
2P目は5.7とさすがにやさしく、フットジャムを効かせて楽しく登れた。
3P目はやさしいジャムから乗りあがり、短いながらもワイドのオフィズス登りのセクションが入る5.8。
ワイドは奮闘的だが、それにしても踏ん張りが効いていない気がしてならなかった。
短いがスラブもしびれる。
これも2、3歩なのに立って感じる。
4P目は傾斜が緩み、岩稜歩きっぽくなる。
5P目はバリエーションの直登5.9のラインで行ってみる。
こちらから行ったのは初めてか?
プロテクションが最終木になるが、難しくはない。
終了点は短い溝にカム3本で作る。
6P目はやさしい登りと岩稜歩き。
7P目もちょっとした登りはあるが、岩稜歩きみたいなもの。
このあたりまで来ると景観もよくなってくる。
かみさんにはお約束のポーズをとってもらう。
8P目もちょっとした登りに岩稜歩きを交えた気持ちが良いもの。
広場で岩にスリングをかけて終了点とする。
やはりお約束のポーズをしてもらう。
周囲の山や集落が見渡せ、木々の色どりもよい。
最終ピッチ5.8はかみさんにリードしてもらった。
いつも私がしていたので。
核心部は一癖あるのだが、見事に乗り越えられた。
遠く富士山の冬景色も望むことができた。
岩稜ピークで立ち上がる。
ほどなくして懸垂で下降し、広場に戻る。
眼下にはさみ岩、さらに道の駐車場が見え、自分たちの車も見えた。
帰りはあっという間で、そもそも高さがない岩場であることがわかる。
それにしても登れなくなったものだ。
普段から熱心に登り込んでいないのだから、それは仕方がないのだろう。
でもやっておいてよかった。
また、ルートのクオリティーからも何度登ってもよいところであることがよく分かった。
帰りの渋滞を心配し、温泉などにもよらずに帰宅の途についた。