陣馬山にて

7/26(日)に陣馬山を登った。

メンバーはかみさん。

 

足慣らしくらいのつもりだったので短い行程で考えていた。

シーズンは駐車場が混む上に、車幅のない林道のすれ違いが大変だということで、AIの助言を受けて5時前には家を発つようにした。

 

和田峠からの登り口

助言通り、道と駐車場は空いていて問題なく到着できた。

しかし、止まっているのは1台。

 

和田峠には薄い霧が立ち込めていた。

とにかくも朝食をかき込んで、7時前には出発した。

 

整備された木製階段を登ると、あっという間に頂上付近に着いた。

コースタイムでは30分とのことだったが、15分くらいだった。

 

山頂のモニュメントが見えてきた

早出の特典で、日射しはきつくなく、人もほとんどいない。

シーズンには相当の人でにぎわうであろう山頂を堪能した。

 

広い山頂部のモニュメント

思い返せば、ここに来たのは40年ぶりだ。

細かいことは覚えていないが、馬を模したモニュメントだけはよく覚えている。

 

雲がなければ素晴らしい景観なのだろうが、今ひとつだ。

ピストンだとあまりにも早いので、遠回りして下山することにした。

 

景信山方面に通じる尾根を下る

山頂部こそ日射しがあったが、降り始めるとすぐ樹林帯でいくらか涼しい。

霧がかかったところに日射しが入っていくらか幻想的だ。

 

霧と日射しの織り成すコントラスト

すぐに主尾根を外れて、陣馬新道コースに入る。

ここも樹林下にあり、けっこう涼しい。

 

尾根をたどる陣馬新道コース

ここまで静かな山歩きだったが、途中から何人もの登山者とすれ違うことになる。

どうやら始発のバスに乗って陣馬高原下から上ってきた人たちのようだ。

 

マイナーコースと思っていたが、この道は陣馬山に至るメインルートのようだ。

いたるところでずいぶんと土が流れて、根が露出してしまっている個所がある。

 

林道に出たところ

沢沿いの道をたどると、やがて林道に合流する。

ここから和田峠まではロードを歩いた。

 

日射しが時々あり、けっこう暑い。

意外と車両は入ってこない様子だった。

 

和田峠に戻ってきた

9時過ぎに戻ってこれた。

汗をかいたので、すぐに着替えた。

 

駐車場は満車どころか、5台もないくらいだった。

登山者はあまりここに車を停めないのかもしれない。

 

駐車料金の1000円は出発前にポストに入れてきたので、茶店に立ち寄ることなく東京側に下りて行った。

 

今回の行程

短いながらも、これまでやったことがない早朝出の半日行程山行は目新しい経験だった。

夏場はメリットが多いことがよく分かった。

 

とはいえ、コスト的には相応にかかってはいるが。

 

別の場所で、「大人の夏山行」をまたしてみようか。

 

 

津南・苗場山・秋山郷にて

7/18からの3連休で苗場山を登った。

メンバーはかみさん。

 

今回はかみさんのリクエストに沿った計画。

18日発で19日に苗場山を登った後、秋山郷を少しだけ巡り、20日も若干の観光をした。

 

苗場山の広々とした山頂付近の様子

18日は湯沢で買い出しをした後、ニュー・グリーンピア津南で宿泊した。

ずっと昔、職場の先輩が安くていいところだと聞いていたところだった。

 

たしかに北海道を思わせるような景観や直線道路には驚かされたが、在りし日の残像ともいえそうな虚しさが漂っていたのは否めなかった。

 

余裕を持ったアプローチのためではあったが、宿泊施設としては申し分なかった。

アルコールを含めたドリンク飲み放題は調子に乗りそうだったが、そこまで飲まずに寝てしまった。

 

翌日は4時過ぎに起床。

5時半頃出発した。

 

小赤沢ルート起点の駐車場は、予想通りどんどん車が入ってくる状況だった。

とはいえ、100台入るという広さからして急く必要はなさそうだったが。

 

登山口からすぐの3合目

この日の天気は曇りであったが、景観はあった。

ただ、午後は雷雨もあるとの予報で、午前中に終えたい気持ちだった。

 

適当な距離間で〇合目の標識が9合目まであった

事前情報通り、このルートは下地がぬかるんだところがところどころみられた。

しかし、適切に足さばきをしたならぬた場にはまることはなく、スパッツ必携などというのは大げさだと思った。

 

傾斜面には鎖場もあった

トラバースラインに入ると傾斜が増し、鎖場も出てきた。

この鎖場、ほとんどが無用の長物で危険の誘発すら感じたため一切手を触れていない。

 

この先に高層湿原が広がる

調子よく登っていると、やがて池塘が点在する高層湿原に劇的に出た。

本当に視界が開けたら広い草地が広がっていた。

 

最初に目にした池塘 笹原がここで止まっている

乾燥化が進んでいるためか、湿原というより草原の様相だった。

 

黄色い花が埋め尽くした草原

山座同定にはあまり興味がないが、日射しがない割には周囲の山も良く見えた。

 

白いワタスゲが点在する場所もあった

山頂部は地形図通り、相当に広い。

池塘の様相は千差万別で、大きさや形、様相に個性がありおもしろい。

 

整備された登山道が続く

整備された木道に沿って山頂を目指す。

途中、いくつかのルートとの分岐点を通過する。

 

小さな『島』を浮かべた池塘

草原を抜けると、ぬた場を交えたゴーロ帯の道となった。

そこを抜けると、再び広々とした草原に出た。

 

黄色い花をつけた草原

そこそこの登山者はいたが、混雑というほどではない。

木道はすれ違いができるよう2車線部分もあったが、半身になれば普通にすれ違えた。

 

苗場山山頂部

緩やかな平原のような木道を歩き、山小屋を横目に進むと山頂とされる場所に出た。

キャンプ場にあるキャンプファイヤー場のようなそこそこの広場であった。

 

通常の山登りの頂上に至る達成感は皆無だ。

少し休憩して、来た道とは異なる道から下山した。

 

天上の楽園とはこのことか

少し雲が出てきたが、日射しなく歩くにはちょうど良い。

そよ風くらいがあり、山上の気温は下界の熱さを忘れさせてくれた。

 

清々しい歩き 右奥の山は龍ノ峰か

午後の雷を警戒し、あまりゆっくりすることなく下山の途につく。

コースタイムよりかなり早く駐車場に着けた。

 

今回は熱中症を警戒して、登山医の大城和恵先生が提唱していた「マイクロブレイク」を意識するようにした。

わずかな時間の休憩、水分等の補給だ。

 

これが功を奏したのか、今回は全くと言っていいほど疲れなかった。

後になっても障りはなかった。

 

12時ごろに下山完了し、小赤沢温泉 楽養館で汗を流した。

鉄分を帯びた赤い温泉は素晴らしかった。

 

木陰に移動して行動食をとり、秋山郷総合センター とねんぼを見学した。

この日は秋山郷の入り口辺りになる逆巻温泉の一軒宿に宿泊。

 

苗場溶岩流の柱状節理 石落とし

翌日は見玉公園から苗場溶岩流の柱状節理を見物してから津南方面に移動した。

かみさんは津南のひまわりが見たかったようだが、少し時期が早かったようだ。

 

龍ヶ窪

かわりに津南の名勝「龍ヶ窪」に行った。

少し歩いて目にした池は、不思議なほどに水面がエメラルドがかった緑色だった。

 

かみさんの好きな地元物産の直売所を経由して帰路に着いた。

天候に恵まれたのは幸いだった。

 

今回もかみさんが喜んでくれたので良しとしたい。

 

奥高尾 日影~城山周回

7/4に奥高尾・日影から城山をルートを違えて往復する周回コースで歩いてみた。

メンバーはK師匠とかみさん。

 

今回はK師匠が発案した計画だ。

 

城山下にて 市街地がわずかに望めた

高尾駅北口で集合してバスに乗り込む。

3台用意されていたが、大変な行列だったので適切な配車であった。

 

日影で下車すると団体多数がスタンバイしていたが、これらの人たちとは異なるルート取りをした。

 

小さな沢を徒渉するのだが、わずかに水量が多い。

ストックで支えて飛び越したのはいいが、片方の手が離れストックが流されてしまった。

 

少し下流で運よく回収できたが、恥ずかしい思いをした。

靴下と靴を脱いでの徒渉が無難であった。

 

そこから先はまっとうな山道ながら、比較的よく踏まれた良い道で、高尾山域とは思えない静かな登山を楽しめた。

 

鹿害がないらしく、笹原が残っていた

樹林も興味深く、尾根を挟んで北面は植林帯、南面は自然林であったりした。

自然林は大きな木は少ないが、手を加えないよう配慮した様子が見て取れた。

 

趣のある大きめの木もいくらかはあった

標高も600メートルを超えた頃には傾斜は穏やかになり、植林帯が多くなってきた。

こんなルートでも数組のパーティーはいて、すれ違うこともあった。

 

なだらかな尾根の杉林を通る道は土が流れたか根が露出していた

621メートルから鞍部に降りる頃には人の声がしきりと聞こえるようになってきた。

それもそのはず、メインの林道に近接しつつあるからだ。

 

やがて簡易舗装されたメインの林道に合流する。

人は多くトレランの人が目立つ。

 

北は小仏、南は高尾へ行く道との合流点

ここから城山へはわずかであった。

城山は山頂というより小屋の売店によるテーブルが並ぶ休憩所の面持ちだ。

 

行動食を食べていたら、風が吹いてきていくらか体が冷えるぐらいだった。

昼時は小屋の売店には行列ができ、賑わいも著しいので早々に下山の途についた。

 

小屋の売店にいた犬は謎の着衣をまとわされていた

下山はメインの林道を降りる。

ほとんどが簡易舗装されており、ロードの面持ちだ。

 

ガクアジサイか

城山山頂に端を発する沢を並走するように林道はついていた。

水はきれいそうで程よい水量なので涼を得てもいいのだが、水源を考えると少し気が引ける気もした。

 

右岸の脇からの湧水は清浄に思えた

K師匠はゆっくりながらも頑張って歩くことができていた。

沢水も恐れることなくタオルを濡らして涼をとっていた。

 

タオルを濡らして涼をとるK師匠

14時過ぎにはほぼ下山し、14時23分のバスで高尾駅に向かった。

このバスも2台連なっており、この路線の人気ぶりを伺えた。

 

高尾においてはこれまで同様、サイゼリアで打ち上げとした。

14時台から19時半頃まで安ワインと安料理で楽しい時間を過ごした。

 

これだけ飲み食いして1人2200円とは。

ワインの残りはK師匠のお土産とし、お開きとなった。

 

奥高尾を堪能した、短いながらも意外なまでに良い山行だった。

雨のあじさい坂~大平山~晃石山周回

6/20(土)にあえて雨の中のハイキングをしてみた。

今回は自分だけ。

 

単独行は久しぶりだ。

 

あじさい坂手前の案内板とあじさい

始めは電車で行くつもりだったが、予報がどんどん悪化していたので車でのアプローチとした。

高速道では、時折強い雨となり緊張した運転を強いられることもあった。

 

あじさい祭りと銘打った期間のためか、降雨の中ではあったが相応のお客さんが来ていた。

駐車料金も500円支払った。

 

あじさい坂入口

大平山神社は有名なところで眺望がすばらしいらしいが、今回は観光混じりの雨中登山が目的なのでそのあたりは度外視した。

 

急な階段

この手のところに多いやたらと長い急階段は宗教施設にありがちな演出なのだろうが、上部に車で行けることを考えればばからしい仕掛けだ。

 

本殿に着いた頃には降りが激しくなっていた。

傘でここまで来たが、山道となることもあり雨具を装着した。

 

チャートと思われる大き目の石が点在していた

山道に入るといっきに人は少なくなった。

道は明瞭でぬかるみもなく、気分良く歩を進めた。

 

太平山山頂は神社の裏の小高い盛り上がりで、頂感はなかった。

神社で謎の女子がお菓子で作ったような供え物を撮影していた。

 

晴れていればそれなりに景観がある場所なのだろう

晃石山まではよく整備された登山道で、何の不安もなかった。

雨の中ゆえの静けさと鳥のさえずり、雨だれの音が心地よかった。

 

無理やり名称を付けたか?

晃石山の山頂もこれといった印象なく、けだるそうな一群の登山者が休憩していたので早々に下山とした。

 

所々にチャート石が露出した、趣のある登山路をひたすら下る。

 

立派な由来がある神社らしい

天候のせいか、ほとんど人とは行き交わない。

これがまた良い。

 

清水寺 急峻な階段が目につく

花の寺というらしい清水寺が登山のゴール。

いくらかのあじさいはあったが、そこまで多くはない。

 

謎の岩場 こじんまりしていて登る気は起きない

ここからあじさい坂の駐車場に戻るのに相当歩く必要がある。

 

あじさい林道

清水寺の入り口にあたる「あじさい林道」には色とりどりのあじさいが目を楽しませてくれた。

車道を歩くのもなんだと思い、自然路の東山道をたどることにした。

 

東山道であったことを示す表示と馬頭観音の石碑

古代の街道とはいえ、住宅や耕作地、キャンプ場に挟まれた脇道的な歩道であった。

とはいえ、なかなかに趣があり、こちらをたどったのは正解と思われた。

 

趣のある竹林

住宅地の間を抜けて、大中寺に寄ることなく山道に突入。

これがなかなかエグイ道で、ルーファイしながらたどることにになる。

 

あじさい坂の途中からあえて階段を避けて銭洗弁天の裏の道を行ってみたが、廃道でしばしルーファイをする。

こんな観光地でルーファイできたのは楽しかった。

 

駐車場に戻ると14時を回っていた。

昼前からは雨脚が弱まってはいたが、充実の雨天時山行となった。

雨引観音~雨引山~岩瀬駅 ハイキング

6/7(日)に雨引観音(雨引山 楽法寺)~雨引山~御嶽山~岩瀬駅の行程でハイキングをしてみた。

 

メンバーはかみさん。

 

梅雨入りの時期でこの日は午後から雨予報が出ていた。

スタートの雨引観音はアジサイで有名らしい。

 

時期が合っていたのと、この界隈に行ったことがないのもあって計画した。

 

雨引観音に至る階段上りから始まった

駐車場に着いて驚いた。

クジャクが闊歩していた。

 

羽を広げたクジャク

境内にはヤギやら鶏の仲間やらがうろうろしていて謎な感がした。

おおかた参拝者が喜ぶからだろう。

 

観音堂

6/10から7月のアジサイの見ごろの時期までは拝観料が徴収されるようだった。

今日あたりはタダで見ようという人でそこそこ賑わっていた。

 

いくらかアジサイを愛でることはできた

咲きほこるようではなかったが、いくらかはアジサイが咲いていた。

それにしても、とってつけたような作りの寺院には微妙な感じは否めない。

 

珍しい色合いのアジサイ

境内から少し行くとすぐに登山道に入る。

いくらか急傾斜もあったが、わずかであり歩きやすい道だった。

 

雨引山への登山道

加波山・筑波山に連なる主尾根に出ると、なだらかになりあっという間に山頂らしき平坦地に着いた。

 

山頂からはわずかに展望があった

粗末な東屋や腰かけられる椅子のような施設がいくらかあった。

駐車場から1時間もかかることなく山頂について拍子抜けの感。

 

山頂にあった看板 ここに全行程が描かれていた

ここからは下り基調で、まずまずのペースで北上した。

表示や目印が多く、やや複雑な経路と思っていたが難なく進むことができた。

 

道中の所々にアジサイが咲いていた

 

これもアジサイの仲間か

途中、採石場なのか切り出した大き目の石が積んであったり転がしてあったりしているところがあった。

 

滝行所らしい

人工の滝(?)はもはやなんだこれはと言わざるを得ない。

 

岩瀬駅11時発のバスに間に合うかもしれないと思えてきたところで早歩き~小走り~ダッシュした。

 

水戸線の岩瀬駅(無人)

わずかの差で逃してしまった。

残念。

 

足も膝のあたりから痛くなってしまった。

不覚。

 

約1時間ボーっとしていた。

雨が降り出さなかったのは幸いだった。

 

人の出入りは非常に少ない。

いちおう整ったロータリはあるのだが、寂しいところだ。

 

バスはわずか200円で30分かからずに雨引観音まで行ってくれた。

なぜだか乗車したことで記念品がもらえた。

 

ペンギンの俵ハンバーグ

帰路方面の桜川でペンギンという肉料理のレストランに行った。

これが望外の美味しさで、ちょっとこれまで食べたことがないくらいのものだった。

 

テーブルに運ばれた鉄板をナプキンで覆って落ち着くのを待つという食べ方は初めてだ。

肉も黒毛和牛の上質のものを使っているらしい。

お勧めの塩で食べるのもまたシンプルで旨味が増したように感じた。

 

値段もまあまあではあるが、このようなところでこんなにおいしいハンバーグがあるのには本当に驚いた。

 

ハイキングそのものは2時間と歩いていないほどのごく短いものであったが、初めて訪れた地域で目にするものはとかく興味をそそられることしきりであった。

 

東京農業大学「食と農」の博物館 『猫のすゝめ』

6/6(土)に世田谷区にある東京農業大学「食と農」の博物館を訪れ、企画展『猫のすゝめ』をかみさんと見学した。

 

入館料無料。

 

特徴ある鶏のオブジェがある博物館入口

渋谷経由で東急バスに揺られて農大前で下車。

この日は馬事公苑やその周辺でにぎやかにイベントが行われていた。

 

マヌルネコのぬいぐるみ

 

ツシマヤマネコ保護を支援するための米らしい

 

黒猫コレクションの一部 珍しい「招き猫」

 

南極を旅した猫「たけし」

 

在りし日の日本家屋の縁側で寛ぐ猫

 

とにかく猫だらけ

今や世のトレンドの「猫」。

これをテーマとすると美術館や博物館はグッと入館者が増えるらしい。

 

とはいえ、東農大博物館の研究アプローチは興味深く(同大には動物行動学研究室がある)、常設展と合わせて一見の価値があった。

 

 

スラブと好展望の飯士山

5/30(土)に中越・飯士山(いいじさん)を登った。

メンバーはかみさん。

 

絶好の好天のもと、適度なスラブと好展望を楽しむことができた。

 

駐車場から見た飯士山(西峰)と負欠岩(右下)

岩原スキー場方面から入れば楽に登れるようだったが、今回はスラブと急傾斜を堪能できる北西からの五十嵐コースを選んだ。

 

10時少し前に駐車場発。

快晴で日射しがきつい。

 

とはいえカラッとしていて日陰は気持ちがいいくらい。

サングラスをかけてちょうどいいくらいの日射しだった。

 

五十嵐コース入口

植林からブナ林に変わる頃には傾斜が増してきた。

 

負欠岩コース・尾根コース分岐

始めはそれほどでもないと思っていたが、スラブ面が露出する辺りから傾斜が一層増してきた。

 

とはいえ、攀じるほどではなくあくまで歩ける範囲だ。

 

スラブ面が見えてきた。

日射しはあるが、いい具合に樹林が陰を作り気持ちよく高度を上げることができた。

 

やがて突如として負欠岩(おいかけいわ)が見えた。

 

眼前に迫る負欠岩

遠目で見ても見ごたえあるが、近くから見ても小ぶりながら登攀意欲を感じさせられる。

 

目前に迫った負欠岩

近寄ってみるとやはりというか、ボルトが入っていた。

 

登山道は左端の固定ロープ沿い

信仰の対象にもなっているやに思う岩にボルトを打つのはどうかと思うが、確かに登ってみたくなる気持ちは分かる形状だ。

 

眼下には適度に遊べそうなスラブ

スラブ面はそこまで急ではないが、ラインを選ばないとノーピンだと厳しくなるかもくらいの傾斜であった。

 

今回はハイキングなのでスラブには立ち入らなかった。

 

登山路を登る 手を使うほどではない

 

続いて登ってくるかみさん

じっくりと下から見たら、登って負欠岩の上部を見る。

 

負欠岩の上部を見る 後方にスラブがまだ続く

特徴ある岩の形状とともに、後方の景観が良かった。リゾートビルのミスマッチな建物は目障りだが、遥か遠方の残雪をたたえる山々は何とも良いものであった。

 

負欠岩岩頭部には終了点が設置されていた

何度も振り返りつつ先に進んだ。

 

スラブ登りを交えての登りは快適

写真で見ると立っても見えるが、ほぼ手を使わないぐらいの傾斜で固定ロープはここではそこまでがっつり使うようではなかった。

 

乾いた岩のフリクションは良く、気持ちよく登っていくことができた。

 

これは確かに濡れていると相当悪くなるだろう。

写真を撮ったり、振り返ったりして登りを楽しんだ。

 

飯士山西峰より見た南魚沼方面

そうこうするうちに11時30分頃、西峰にに着いた。

思ったより早く登れたようだ。

 

素晴らしい景観だ。

しかし、人は我々だけで誰もいない。

 

鞍部に降りて少し登ると飯士山の頂上。

 

偶然、蝶が写り込んだ(赤〇)

頂上部から少し離れたところには石仏らしきものがあった。

やはり何らかの信仰があるようだ。

 

頂上には別ルートから来た2人がいたが、人はそれぐらい。

この好展望地にしてはずいぶんと少ない。

 

頂上部から見た谷川方面

12時頃ではあったが、あまり空腹でもなかったのでそのまま下山に入った。

西峰にいったん戻り、尾根コースから下山を開始した。

 

急傾斜の途中で見えた負欠岩南面

これがなかなかの急傾斜で、長々と続く下山路だった。

後ろ向きになるほどではないにしろ、固定ロープにかなり助けられた。

 

急な傾斜が続く尾根コース

ようやく急傾斜地からトラバースに入ると終わりが見えてきた。

それでも、トラバースルートは一部荒れていて良い道ではない。

 

負欠スラブ入口から負欠岩がよく見えた

トラバースの途中で負欠スラブ入口の看板があり、やはりクライミングルートとして利用されていることが感じられた。

 

おそらく初級ルートであろう。

支点がないのであれば、そういう問題ではないかもしれないがなんだか楽しそうだ。

 

獲物をさがすかみさん

予定より1時間以上早く下山できた。

かみさんはちゃっかりわらび採取に切り替えていた。

 

駐車場で行動食をゆっくり食べてから、石打ユングパルナスの温泉に行く。

麓から飯士山はスラブ面も一層大きく良く見えた。

 

こんないい山が間近にあったとは知らなかった。

人が少ない温泉で汗を流してから帰宅の途についた。