6/25にかみさんと中川川水系笹子沢右俣を登った。
この沢は以前左俣を登ったことがあり、両門の滝までは同じである。
8時ごろ中川橋の駐車スペースを立ち、9時前に出だしのパイプ堰堤から入渓。
天気も曇りがちであったが、苔むした沢道に陽がさすことはなく、終始心地よいものであった。
両門の滝はこの近辺にあってなかなかの絶景ポイントだと思う。
この手前あたりまでは作業道が随所にあった。
この高巻きはなかなかのもので、幾度か怖い思いをした。
懸垂ポイントにたどり着いて安心したものだ。
その後はさしたる箇所もなく、緑の沢道を歩き高度を稼ぐ。
詰めは少しずつぼろくなり、悪い足場となる。
歩きにくくはあったが藪などなく、比較的登りやすいものであった。
詰鞍部で装いを整え、ほんのわずかな山頂まで空身で登った。
丹沢だけにヒルへの警戒は怠れるものではなかった。
荷物を安易に地面に置くことなく、動くものがないかよく見た。
帰路は一般道ではない、屏風岩山の南東尾根をたどった。
予想通り踏み跡はおおむねしっかりしており、ナビゲーションさえしっかりしていれば歩きやすい路であった。
しかし、最後の最後が核心だった。
キャンプ場や民家を避けたところ、藪をかき分けてフェンスと岩の間を無理やり超えて道路に出る羽目に。
汗と屑でいっぱいになった。
とはいうものの、都心で35度越えの猛暑にあって、涼やかな1日を過ごせたのは幸いだった。
ぶなの湯で汗を流し、帰路に着いた。