5/28(土)にかみさんと多摩川水系のシダクラ沢を登った。
ついでに大ブナ尾根伝いに惣岳山と御前山を空荷でピストンし、そのまま小河内ダムへ降りた。
無料の水根駐車場に車を停め、奥多摩湖(水根からでもよかった)からバス(9時ちょうど発)で惣岳(そうがく)まで行く。
バス停から降り、旧道をたどってシダクラ橋を渡り、すぐ左から入渓した。
単独の男性がいたが、先行してもらった。
溪相は凡庸だが、苔むして柔らかい陽の光が差す沢路は美しい。
道はないはずだが、石垣の上に窯跡?か倉庫?のようなものがあった。
740mの二俣は本流を離れ、右俣を行く。
左俣の本流はすぐにザレていることが見て取れた。
すぐに大岩に遮られ、沢状地形も崩れてわからなくなってしまう。
迷ったが、左のわかりやすい尾根に移った。
先行した単独男性のように右俣ですぐ尾根に入っても良かったかもしれない。
尾根上から獣道をたどり、大ブナ尾根の1128m付近の広いところに出る。
藪などなく、歩きやすい詰めであった。
装備をまとめ、昼食をとってから空荷でピークハントに出発する。
ストックと携帯、それに貴重品の財布だけ持って13時前に出発。
疲れもなく、急登でもペースが上がる。
惣岳山に思った以上に早く着いたので、そのまま御前山に足を延ばす。
酒を持ち込んだ宴会グループや記念写真で看板前を占拠する高齢者グループと相変わらずの不快な登山者がいる一方で、そうでもない人たち、統制の取れたグループも大勢いる。
そう、山は社会の縮図なのだ。
同ルートを早々に戻る。
荷物を回収して大ブナ尾根を小河内ダムに向かって下山する。
サス沢山からの下山途中で変わった木を発見。
3本の異なる木が一体となっていた。
落書きが彫り込まれていたのは残念であった。
下山の方は思った以上の急傾斜の道のりであったこともあってか、意外と時間がかかった。
15時半過ぎに下山、水根駐車場に戻る。
陽気はいいのに、奥多摩湖周辺の人出は少ない。
河辺の梅の湯に寄り帰宅する。