子持山 獅子岩 右ルート

6月21日(日)に日帰りで子持山獅子岩右ルートにオンサイトトライし、成功した。

 

メンバーはかみさん。

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右ルート1P目出だし

5時20分過ぎ頃には車を出発させた。

県をまたいだ自粛解除となったこの週末は、手頃なエリアであればそれなりの人出を覚悟しなければならない。

 

東京など関東南部は相当の降雨であったが、北上するにつれ雨はあがり、予想通りの天候となった。

 

コンビニでの朝食や買い出しはあったが、7時50分頃には6号橋駐車場からスタートした。

最後にこの地を訪れたのは2012年のこと。

その頃は行けた7号橋付近は土砂災害の影響で歩行者のみ通行可であった。

 

急登だが足場良く、見晴らしもいいとされる尾根ルートをたどったが、周囲は雲の中の様相で展望はほとんど無かった。

 

ようやく取り付きにたどり着くと人の声がして、すでに何組かのクライマーが登っているようだった。

 

霧雨状の雨が時折降る感ではあったが、岩は濡れておらず先行もいないように見えた(登っているのはノーマルルートだけのようだった)ので登ることとした。

 

支度を調え、9時頃クライムオン。

1-2P はリンクしてトラバース手前まで伸ばす。

体感5.7~8。

久しぶりのマルチではあったが、容易なおかげで快調に登れる。

ボルト間隔も親切設計だ。

 

終了点からノーマルルートに向かってフィックスロープが張られていたが、謎だ。

ここでノーマルルートを登る人(ビレイヤー)と言葉を交わす。

あまり経験の無い人のようだった。

 

かみさんも順調に登り、2P目トラバースへ。

すこぶる容易で距離も10数メートルがとこで、これなら多少濡れていても不測の降雨によるラペル撤退も可能かと思われた。

適当なテラスあり。

 

3P目は出だしと終了手前にアンダーやハイステップを用いるクライミングらしいポイントが出てきたが、易しい部類であり5.8クラスと思われた。

適当なテラスあり。

 

もう実質最終ピッチかと驚いたが、核心ピッチの4P目へ。

左上してテラスからのスラブは確かにルート中では核心と思われるが、それなりで5.9の範囲であろう。

終了点付近は濡れており、ブッシュに入ってピッチを切る。

 

獅子岩頂稜部の基部には柔らかい土の踏み跡を辿って飛び出す。

一般ハイカーらに珍しげに迎えられた。

 

おまけの短い最終ピッチは凹角より右のフェースにあるクラックを辿る。

イカーらの見物で少し迷惑な気もしたが、仕方が無い。

 

11時過ぎ頃には獅子岩の岩頭に立つ。

多くはないものの、それなりにハイカーやクライマーが来ており、マスクをしていない人も多かった。

そういう自分もマスクは持ってはいたがすることは無く、ヘルメットにいたっては持ってくるのを忘れてしまっていた。

 

容易でもマルチにノーヘルで登ったことはかつて無かった気がしているので、気が緩んでいるのか、確認が疎かになっていたかもしれない。

 

結果的に濡れるほどの雨は降らず、展望は全くといっていいほどなかったがこの時期にしては涼しい中を登れて良かったかもしれない。

 

下山は谷コースを辿り、12時20分頃には駐車場に着いた。

 

帰路での温泉は花湯スカイテルメリゾートに行った。

こもちの湯は警戒していて群馬県民限定であったためだ。

結果として快適な施設へ行けて良かった。

 

さらに高速ではETC2.0のメリットを活かして高崎玉村ICでの途中下車と道の駅での買い物を楽しんだ。

 

道は事故の渋滞があったがそれほど酷くなく、5時前には帰宅できた。

日帰りとしては充実の1日であった。