メンバーはかみさん。
もともとは7/8に行く予定であったが、天気など一抹の不安があったため延期していた計画だった。
連日の猛暑とこの日の好コンディションから競合パーティーあることも予想したが、結果的に貸し切りだった。
武生神社近くの駐車スペースを8:55頃発。
亀ヶ淵に9:25頃着。
泳ぐ気満々で臨んだのに、亀ヶ淵はいきなり深く、臆してしまい巻いてしまった。
情けないが、先を急ぐ必要はあった。
入渓してしばらくは特徴のある礫が露出した岩のゴルジュ帯を進む。
水量はあまり多くない。
これまでに経験があまりないタイプの沢だった。
大小様々なゴーロ帯を進行するようなもので、工夫してもアップダウンを強いられる。
溪相はよく、景観が程よく変わる。
人気があるのはよくわかる気がした。
ゴルジュ帯といってもコンパクトな感じで、威圧感はない。
水はぬるくはないが、冷たくもない。
泳いでもすぐ出れば気持ちいいぐらい。
ネオプレーンの防寒用衣類を持参していた。
大昔使ったものやもらいものだが、久々に使える気がしていた。
出だしで使ってみたが動きにくく疲れるだけに思え、すぐに脱いでしまった。
意図しないとそれほどは泳がず、そもそも持ってくる必要はなかったようだ。
ロケーションは思った以上によかったが、アブ・ブヨの類にはまとわりつかれて辟易とした。
帰宅してから露出部分をやられているのがわかったが、ここではうっとおしいだけであった。
露出した礫はよいホールド、スタンスとなった。
滑りは少なく、つるつるに見えるところも丁寧に拾えば乗り込めた。
小次郎淵ではロープとライフジャケットを使用した。
行ってみたらわずかな泳ぎであったが、足はつかず、当たり前だが流れもある。
ロープが足に絡まりかけて焦ることも。
縁に取付くとホールド豊富で、のし上がるのはそれほど難しくない。
小さな天然プールのようで、1番楽しめた。
だが、本当は少し怖かったが。
やがて中武生方面を示す看板が見える。
ここで昼食をとる。
遡行は実に楽しかったが、ここから武生林道までが少々難路であった。
枝沢の滝を左岸より巻くところがポイントで、その先は尾根沿いにたどれば中武生までは行ける。
途中怪しいしっかりした踏み跡が沢沿いについていてたどるか迷ったが、原則通り尾根をたどった。
もしかしたらそちらの方が行きやすかったのかもしれないが、わからない。
民家の裏庭に出て、そっと通り過ぎてから林道に出る。
そこから舗装された武生林道をとぼとぼ歩く。
15時過ぎに駐車スペース着。
まずは温泉に向かう。
22日は夫婦の日とかで2人で一人分の料金になり、ラッキーだった。
お客も少なく、ほぼ貸し切りであった。
時間もあったので竜神大吊橋をのぞいてみた。
バンジージャンプができるという(写真にも人が写っている)。
橋は通行するのに320円かかるとのことで、そこまでの気持ちなく見るだけにした。
看板を見て、さっき遡行した竜神川とつながっていることが分かった。
暑気払いの沢ぐらいに思っていたが、これまでにない独自性のある沢として楽しむことができた。
時期を違えてまた行ってみてもいいかと思った。