尾白川 鞍掛沢~乗越沢

3連休中日の7/16(日)に尾白川鞍掛沢~乗越沢~鞍掛山~日向山を登った。

 

メンバーはかみさん。

入渓点近くの尾白川

前夜に道の駅はくしゅうで車中泊し、4:30起で矢立石の駐車場に向かう。

既に半数以上が埋まっており、良い頃合であった。

 

5:45頃発。

通行止めの林道を歩く。

 

先行は1組。

駐車場の様子から入渓者はもっといそうだ。

7時過ぎに下降開始。

 

林道の終点から急斜面を下って尾白川へ

7時半前には行動開始。

今回の足回りはラバーソールの沢靴にした。

 

茶色の苔や滑りにはすこぶる弱いが、乾いたスラブ面のフリクションはとても良い。

滑りさえなければ濡れていてもしっかりと乗り込める。

 

最初のナメ滝

夫婦滝で先行者を抜かし、そのまま目にすることはなかった。

 

尾白川と鞍掛沢の二俣

 

明るくきれいなナメ床

 

だいたいの滝は登れ、所々に釜をたたえている

 

ナメ滝は微妙な一歩もある

 

日に当たっていると暑いので泳ぎは気持ちよい

 

かみさんも水と戯れる

 

いたるところで水遊びができる

 

あえて泳ぐ必要もないが

 

滝も登れるので楽しい 後方は鞍掛山?

 

おもしろそうな滝が見えてきた

 

水量によっては巻くことも

 

思案の末に直登でトライ

 

滑りで乗り込めず、一度ははねのけられる

 

もう一度トライ 水勢はそこそこある

 

なんとか立ち上がる

 

ここからが踏ん張りどころ 滑りもある

 

登攀成功

 

かみさんにはロープを流す

 

 

水流と乗り込みに苦労するが、登り切ることができた

 

どこまでも美しい溪相 人気の所以がわかる

 

 

9時半前に乗越沢出合に到着。

滝の突破の仕方を思案する。

 

乗越沢出合

左岸より巻きで越える。

乗越沢に入ると溪相は変わり、樹林におおわれた鬱蒼としたものになる。

 

ナメ滝が続く

 

スラブ状の大ナメ滝

滝場が終わると、滑ったじめじめした部分が続く。

ほどなく詰めの様相

 

源頭部も近い

 

ざらついた滑床の傾斜を登る

水が絶えたあたりからたくさんの踏み跡が背の低い笹面についており、足回りを変えて踏み跡をたどった。

 

11時過ぎに鞍掛山コルに到着。

荷物を置いて、ほぼ空身で鞍掛山をめざす。

 

地形図には道は描かれていないが、急峻だがしっかり整備された道があった。

新しめの鎖場まであった。

鞍掛山山頂は樹林の中

展望台の表示があったので、興味本位に行ってみた。

 

展望台から見た甲斐駒ヶ岳や鋸岳方面

 

わざわざ行く価値がある景観であった。

おそらくSNSなどで知られたところなのだろう。

 

鞍掛山のコルからは東方面に街場が見えた

駒岩経由で日向山をめざす。

なかなかに長い。

 

12時過ぎにコルを出て、日向山着は13時半を回っていた。

 

もう一登りで日向山というところ 日差しがきつい

 

後方が山頂部

大勢の登山者とも言い難い観光者が訪れる場所であった。

山頂部の裏はおあつらえ向きの日陰の広場があり、そこで昼食をとる。

 

後方の山から歩いてきた

落ち着いてから景観を楽しむ。

大勢の人がやってくるのも納得の好展望だ。

 

八ヶ岳方面がよく見える

白砂のような花崗岩の崩壊地も「映え」を一層際立たせている。

そろいもそろってみんな同じような写真を撮っていたのが滑稽ではあった。

 

矢立石登山口に戻ってきた

帰路は一本調子の下り道で、1時間かからずに矢立石登山口に降りられた。

15時前頃。

もっと時間がかかる気でいたが、歩きやすい路でよかった。

 

着替えて車に乗り込む。

相当の人がいたので予想したが、路上駐車がかなり下まであった。

 

そのまま武川温泉をめざした。

一番近い尾白の湯はいつか行ったときとても混んでいたので敬遠した。

 

汗を流してさっぱりしたが、帰路の渋滞は相当であった。

大月で高速を降り、夕食をとってから裏道~20号線を行く。

それなりに早く、上野原から高速に入ることができた。

 

帰宅できたのは21時半を回る頃だった。