10/12(土)にK礒さん、かみさんとで西上州・御堂山を登った。
というよりはじじ岩・ばば岩を見物がてらにハイキングしたといった方がいいか。
目的はその夜の乾杯会。
膝痛で山の活動はしばらく控えていたが、試しにもなった。
かねてからの計画ではあったが、今朝になってかみさんから御堂山はヒルの山であることを教えられた。
9時に道の駅しもにたに集合。
K礒さんと協議したがとりあえずアプローチすることにした。
3連休初日にしては駐車スペースは空いており、人気のなさが感じられた。
登山口には『ヤマビル注意』の看板もあった。
あんまりであれば止めればいいし、覚悟を決めてズボンのすそを靴下に入れ、ヤマビルファイター(かみさんが念のため持ってきていた)を足元にたくさん吹きかけて歩き始めた。
湿った沢地のような登路を進むと、やはりいた。
自分には1~2匹だったが、後ろを歩くK礒さんやかみさんにはたくさん群がったようだ。
次々と払いのけながら進む。
チェックのために止まると寄ってくるようで、歩みを止められない。
というか止めたくない。
膝の痛みが不思議と気にならず、足が自然と上がった。
これは良いことなのか?
里から近いが、だいぶワイルドな山のようだ。
獣の気配や足跡も多く、鹿は目の前を走り去っていったりもした。
そうこうするうちに1時間と少しくらいでじじ岩・ばば岩への分岐にたどり着く。
ここまで来ると陽が入ってきてヒルの気配も少なそうだ。
やせた尾根状をたどると間もなくたんす岩展望台。
トラバースラインが少しだけ微妙であったが、あがり切ると絶景が広がっていた。
写真を撮ったりおしゃべりしたりして、のんびりと景色を楽しむ。
来た道を戻り、御堂山をめざす。
御堂山へは分岐から急登を登る。
山頂は視界なく、特徴もわかりかねたが、ヒルはいなさそうで安心できた。
ここでランチとしてまたのんびりした。
またもと来た道を降りて下山にかかる。
高石峠までの道はややわかりずらく、スマホのGPSが活躍した。
ただ、勘もさえていて巻き道などではここと思ったところはけっこう当たっていた。
情報だと下山路にも沢地にはヒルがいるらしい。
覚悟していると森の伐採で開いたと思われる広めの道が続いており、もしやヒル道を通らずに済むかと喜んだ。
ところが終盤になって沢に突き当たり、広い道は途絶えて沢沿いの登山道となってしまった。
するとやはり来る来るヒルが。
払いのけながら走るように下山する。
15時前に根小屋の集落に下りる。
バスを待つ間、入念にヒルをチェックをする。
幸い誰もどこもやられずに済んだようだ。
コミュニティーバスを利用して、駐車スペースのある藤井入口に行き終了。
思いのほかスリリングな内容となったが、K礒さんとの旧交を温めながらの楽しい山行であった。
車で10分強で八千代温泉、芹の湯に行き汗を流す。
初めて利用したが、少し個性的な温泉だった。
さらに道の駅オアシスなんもくに移動して、乾杯会とした。
貸し切りでとてもリラックスすることができた。
翌日はゆっくりの起床し、のんびりと帰路に着いた。
お付き合いしてもらったK礒さんやかみさんには申し訳ないやらありがたいやら。
なにやら充電できたような気になった。