前夜に佐久のI井さん別宅泊して、9/23(土)早朝から北八ヶ岳ハイキングに臨んだ。
メンバーはI井さんとかみさん。
クライミングのスーパーマンともいえるI井さんとは1年ぶりぐらいの再会だ。
ハイキングに行かれる予定とのことでお供させてもらうことになった。
大河原峠を7時頃発。
あいにくの曇り空というか霧や小雨の降る中の出発となった。
まずは二子山を登って双子池に下る。
双子池ヒュッテ界隈は静かなたたずまいであった。
双子池から大岳への道のりは北八ヶ岳界隈にあってなかなかの難路であった。
縦走路から分岐を経て、大岳山頂に至る。
天気はもっているが、展望はあまりきかない。
北横岳に向かうあたりでようやく人に出会うようになる。
自分たちが来たルートはあまり人が通らないルートのようだった。
目印や踏み跡はしっかりあって整備はされてはいるようだったが、地勢そのものが北八のイメージからすれば難路であった。
大勢の登山者が休憩や食事をしてくつろいでいた。
北八ヶ岳ロープウェイからならかなり手軽なハイキングエリアだ。
そのためか装いがライトで華やかめだ。
にぎわった場所から離れ、亀甲池をめざす。
ずいぶんと小さくなったような池だったが、樹林に囲まれて厳かなたたずまいを感じさせられた。
14時過ぎに大河原峠着。
最期まで展望には恵まれなかったが、北八のイメージに叶う静けさとイメージと違う荒々しさの両方を感じることができた。
I井さんの好チョイスに感謝しかない。
この界隈を訪れたのは実に35年ぶりぐらい。
自分の指向とは異なる山域と足が遠のいていたが、なかなかに味わい深いところであることを再認識できた。
時間があったので兜巾(ときん)の岩という晴れていれば好展望という場所に行ってみた。
露岩帯であることはわかったが、霧のため何の展望もなかった。
またの機会が楽しみだ。
この日はI井さん別宅に泊まり、翌日は近くのシークレット岩場を案内してもらった。
前日とはうって変わった秋の快晴に、I井さんは残念がることしきりであった。
シークレットなので詳細は控えるが、駐車スペースからわりと近く、なかなかの好ルートぞろい。
最初の1本こそオンサイトできたが、その後は力不足でRPどころか完登もかなわなかった(ズルしてトップアウトはしたが)。
とはいえ、久しぶりのフリークライミングは心地よく、ましてやクライミングの先達I井さんに導かれたとあっては感激しかない。
愉しかった。
駐車スペースでI井さんと別れ、くっきりと秋の晴天に浮かび上がる浅間山を目にしつつ帰路に着いた。