赤城山(黒檜岳・駒ヶ岳) 雪山ハイク

3/9(土)に赤城山(黒檜岳・駒ヶ岳)を登った。

メンバーはかみさん。

 

1月に視界のない中、同じ赤城山域の長七郎山~地蔵岳を登ったが、今回は猫がらみで「猫岩」を通る黒檜岳と駒ヶ岳を巡るコースとした。

 

駒ヶ岳山頂付近より見た大沼

駐車場は大沼に近いおのこ駐車場に停める。

渋滞などで到着が遅くなったこともあり、出発は9時半過ぎと遅めであった。

 

大沼の結氷は薄くなっていた  右奥、赤城神社

10時少しすぎに黒檜山登山口で支度を整え、登りだす。

トレースから見ると、そこそこ人は入っているようだった。

 

序盤の傾斜はそこそこあった

予報通りに風は強く、気温も-7~-10℃ぐらいで、体感温度は低かった。

手が冷たくなるので手袋を外しがたく、スマホでのチェックはできるだけしたくなかった。

 

猫岩あたりでも景観は良い

それでも、登るにつれ体は温まり、血が巡って指先のしびれも引いて行った。

雪山でありがちなオーバーヒートに陥ることなく、至極快適な心地となった。

 

何が猫かわからない猫岩

トレースはばっちりで、アイゼンを履いていれば足元の不安は全くない。

ほどなく「猫岩」に着くが休むことなく先へ進む。

 

つまらないことだが、これで今季の「猫」がつく山シリーズは3つ目の踏破になった。

計画の伏線は「猫」だった!?

 

開けたところで大沼や地蔵岳がきれいに見えた

所々で景観が開けたが、強い風であまりゆっくりしたくない心境だった。

 

寒風に耐えられる、学生の頃に使っていたバラクラバが頼もしい。

その他の着衣のコーディネイトと合わせ、我ながらナイスな選択だ。

 

雪の樹林も美しい

昨夜来の降雪もあってか、樹林に雪がついていてなかなかに美しい。

傾斜はそこそこあり、ひたすらに頑張って登る。

 

黒檜山山頂

コースタイムで2時間は登るものと思っていたところで、11時過ぎには山頂に達してしまった。

ちょっと拍子抜けした。

 

黒檜山の尾根はなだらかで、好展望の場所まで移動する。

 

黒檜山北側の絶景スポットとされるところからの大沼

風が相変わらずで、ガスも出たり晴れたりで好展望とはいかなかったが、垣間見えた展望でも十分であった。

 

黒檜山南側の絶景スポットから見た大沼、小沼、地蔵岳

トレースばっちりのルートを南下し、駒ケ岳をめざす。

途中、60歩で立ち寄れる絶景スポットに行ってみる。

 

前回巡った小沼や地蔵岳が良く見えた。

 

駒ヶ岳に向かう途中からよく見えた小沼、長七郎山、地蔵岳

途中の樹林が途切れたあたりからは一層よく展望が利いた。

目指す駒ケ岳はそれほど遠くないことが分かった。

 

鞍部から駒ヶ岳の登り

思った以上になだらかで、気持ちよく雪上歩行を楽しむ。

登りの前で少しだけこの日初めての休憩をした。

 

駒ヶ岳山頂

駒ヶ岳山頂からは少しずれて樹木を避けると展望が良い。

南側は関東平野が一望でき、西側には大沼の全体が良く見えた。

 

駒ヶ岳山頂付近から見た大沼

寒いのと狭いのに後続が来ていたのとでゆっくり休むことなく先へ進む。

 

駒ヶ岳南側の断崖 雪庇がいくらかできていた

南側の平野部は当然に雪はない。

朝方は前橋でも雪が舞ってはいたが。

 

鉄階段の下山路を下り始めると、30分とかからず道路の終点に着いてしまった。

そこから駐車場はすぐ。

 

思ったよりずっと早い終了だった。

車内で行動食を食べ、帰路に着く。

 

関越道の上里SA手前から見えた赤城山

途中で富士見温泉見晴らしの湯とその隣の道の駅に寄る。

汗を流して軽く買い物し、そのまま前橋から高速に乗る。

 

途中、お互いに眠くて運転を交互に変わる。

さしたる渋滞もなく、18時前には帰宅できた。

 

今シーズンはなぜか雪山に惹かれた。

以前は億劫に思えていたが、手鹿なところでもやってみると素直に楽しい。

 

これも終わりが近いからなのか。

来シーズン以降も、体と道具が使えるうちはもう少し雪山を楽しみたいものだ。