新潟県 御前ヶ遊窟~井戸小屋岳

前夜発で9/23(土)に新潟県の御前ヶ遊窟~井戸小屋岳でのハイグレードハイキングを楽しんだ。

 

メンバーはかみさん。

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御前ヶ遊窟の岩頭 直下

前夜8時半頃発で深夜1時前頃登山口に到着した。

昨年の10月に予定していたが悪天で中止になり、登山口だけは偵察していたので順調に入れた。

 

5時起床。

天候は前日よりは良さそうだが、予報よりは今ひとつ。

岩場の乾きが心配だ。

 

鍬ノ沢ルートはそれなりに踏んではあるが、草付きトラバースの微妙な道だ。

朝露で草に触れるところは濡れ、足元もやや悪い。

 

それでもシジミ沢取付き点あたりからは目指す御前ヶ遊窟方面が遠望でき、気力が沸き上がる。

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シジミ沢からこれから向かう御前ヶ遊窟方面の岩頭が見えた

スラブ帯の始まりは水路上に湿ったゆるい傾斜を歩いていく感じからだった。

ところどころトラロープが張ってあり、危険を感じたら利用できるようだ。

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いよいよスラブ帯が始まる

登っていて滑り落ちるほどの恐怖は感じないが、振り返ると結構な滑り台であることが見て取れた。

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傾斜は緩いが、下を見れば長い滑り台であるとわかる

スラブと藪の歩きを交え、高度を稼ぐ。

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多少立ってきたが手足は豊富

比較的新しい鎖が垂れていたが、ほとんど必要ない。

ただ、濡れていたりとコンディションによっては助けになるだろう。

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ゴールが見えてくる

最後の詰めで左から巻くところを直登してしまった。

といってもそこまで立っているわけでもなく、アプローチシューズで微妙な部分も登れた。

 

ただ、続くかみさんは逡巡してそうだったので、上からロープを投げ、確保した状態で登ってもらった。

お互いクライミングシューズを持ってきてはいたが、ついに履き替えることはなかった。

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かみさんのためにここだけロープを出した

ここを詰めると「カエリ5m下 左」の文字の場所に出た。

そこから岩壁の基部を左上すると謎の洞窟があり、そこからさらに左上すると御前ヶ遊窟にたどり着いた。

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御前ヶ遊窟 内部

大き目の岩小屋の体だが、居住にはあまり向かなさそうだ。

 

10時半ごろで時間がありそうだったので、井戸小屋岳に足を延ばすことにする。

御前ヶ遊窟を進み、適当に藪を漕いで(わずかに踏み後あり)尾根に出る。

 

そこから一部やせた尾根をたどって井戸小屋岳に至る。

ここから北方に伸びる尾根はソウケイ新道より早く下りられる下山路として活用できるらしい。

帰路は同ルートをたどり、御前ヶ遊窟の岩頭のピークにあたるところに登って景観を楽しむ。

 

なかなかの絶景で、緑がかってはいるが御神楽岳のように磨かれたスラブ帯があちこちに見られた。

 

さらに来た路をたどって御前ヶ遊窟に戻り、踏み後や鎖・トラロープに導かれてソウケイ新道に入る。

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ソウケイ新道の鎖場

ソウケイ新道は整備がされてはいるが、そこそこの悪路。

途中の尾根上でゆっくり昼食をとり、だいたい2時間半で車の場所に戻る。

 

途中、整備に携わっているという新潟の2人と行き会い、色々話しかけられる。

あまりよく聞き取れないこともあり、適当な返事でいなしたが、下山後の入浴地(七福温泉)でも行き会い、さらにいろいろ聞かれた。

整備の具合が気になるようだった。

 

一路また長い帰路についた。

往路は東北道からだったが、復路は関越道周りとした。

 

仮眠を交えながらゆっくり帰宅した。