7月4日(土)に悪天でも決行できそうだと考えて計画した小ハイキングに臨んだ。
もともと付近を通る高速道路を走行中にしばしば気になっていた場所でもあった。
今回はもちろん初トライだ。
同行してくれたのはいつものかみさん。
いくらか降りやんでいたとはいえ小雨が降る中、八王子城跡ガイダンス施設付近の広い駐車場には他に2台しか停まっていなかった。
八王子城跡ガイダンス施設にも行ってみたが、説明のための展示物はコロナの影響でほとんど触れることができず、誰もいなかった。
職員にチラシだけもらって、新道から行くといいとアドバイスを受ける。
要害地区の歩きは小ハイキングといっていいだろう。
尾根につけられた道はいかにも山道ではあり、傾斜も部分的に急なところもあったがやはり歩きやすく、約30分で山頂にあたる本丸跡に至った。
下山の頃には雨もあがっていた。
帰路は松木曲輪にも立ち寄り、雲間からわずかに展望をみる。
高尾山方面も少し見えた。
旧道を辿り、確かに視界が乏しい道であったが下山には適していてサクサクと元の登山口に降り立った。
御主殿跡も見学する。
こちらは沢沿いにある遺構で、いくらか復元されているものの建物などは何もない。
解説版が充実しており、ただの原っぱでありながら後北条氏の当時の勢力がよくわかるもので興味深いものであった。
この頃にはまばらながら人も増え、中でも鳥を撮影に来たと思われる人が目立った。
今回は雨でも「山」を歩けたのでよしとしたい。